プラグインには、様々なものがあり、迷ってしまう人も多いでしょう。
なので、初心者の方のために、最低限インストールしていた方が良いプラグインを、厳選して紹介!
ここで紹介するプラグインを入れれば、セキュリティ・利便性向上など、大体の事はカバーできます。
全てのプラグインに言える事ですが、導入する場合には、必ずバックアップを忘れないでください。
セキュリティ関連プラグイン
Web 上の 30% のサイトが WordPress を使っています。
と、WordPress の公式サイトでも紹介されている通り、世界中にあるサイトの約 1/3 は、WordPress で運用されています。
WordPress は、とても便利で高機能なシステムなので、これほど使われている訳です。
が、使われているサイトが多いがため、不正アクセスによるハッキングやサイト改竄なども、後を絶ちません。
つまり、セキュリティ対策は必須!
必ず対策しておきましょう。
All In One WP Security
利用数も多く、安定感があり、最低限必要なセキュリティ対策を、すべて行える超有名なプラグイン。
「【必須】WordPress プラグインでセキュリティ対策する!」を参考に設定を行ってください。
ネットワーク関連に知識のある方は、IP でのアクセス制限、Captcha・Proxy の設定などもできますので、より強固に設定しておきましょう。

ちなみに、レンタルサーバーなどで有名な「さくらインターネット」さんでも、設定方法が紹介されているので、併せて、紹介しておきます。
表示速度向上関連プラグイン
Google が、表示速度と直帰率に関する、以下の様な情報を公開しています。(英語なので、簡単に日本語訳しています)
表示速度が 1 秒から 3 秒に落ちると、直帰率は 32% 上昇
表示速度が 1 秒から 5 秒に落ちると、直帰率は 90% 上昇
表示速度が 1 秒から 6 秒に落ちると、直帰率は 106% 上昇
表示速度が 1 秒から 10 秒に落ちると、直帰率は 123% 上昇
引用:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed – Think with Google
つまり、表示速度が遅いということは、致命的!
EWWW Image Optimizer
画面表示が遅くなる、最も大きな原因は、画像ファイル。
画像ファイルサイズが大きいと、読み込みに時間がかかり、速度低下するだけでなく、サーバーの容量まで圧迫してしまいます。
そこで、おすすめなのが、この「EWWW Image Optimizer」というプラグイン。
アップロード時に、自動で画像を圧縮してくれるプラグインで、インストールするだけ!
圧縮率など、細かく設定できますが、デフォルトのままで、不自由なく利用できます。
細かい設定をしたいという方は、アフィリエイト JAPAN さんが詳しく紹介されていますので、そちらを参考にしてください。

Google への通知関連プラグイン
記事を公開したら、できる限り早く、インデックス(登録)されて欲しいですよね。
Google にインデックスを催促できるのは、Google Search Console の「サイトマップ送信」や「URL の精査」だけだと勘違いしていませんか?
他にも方法があるんです!
WebSub/PubSubHubbub
プラグインをインストールしておくだけで、記事公開時に、Google にその記事を早くインデックスしてくれと催促することができます。
Google XML Sitemaps
Google に、うちのサイトにはこんなページがあるよと紹介するための「sitemap.xml」というファイルを自動で生成してくれます。
インストールするだけなので、是非入れておきましょう。
バックアップ関連プラグイン
WordPress は、改ざんやサイトの乗っ取りだけでなく、
プラグインには、相性の良し悪しがあって、動かなくなったりすることがあります。
その場合、バックアップから戻すという方法が、最も簡単です。
必ず、導入しておきましょう!
UpdraftPlus – Backup/Restore
記事や WordPress の環境など、丸ごとバックアップを取ることができるプラグインです。
WordPress は、サイト改ざんや不正プログラムによる攻撃などが、多い事で有名です。
もし、そういった不慮の事故にあっても、すぐに元に戻せるように、バックアップは必須!
また、バックアップは、同じサーバー上に保存しても、全てを改ざんされてしまう場合があります。
この UpdraftPlus は、簡単にクラウド環境に保存できるようになっています。
以下の「【超簡単】WordPressを自動でバックアップする方法!」を参考に、設定してください。

WP-Optimize
WordPress は、記事作成するときに、自動的にリビジョンと呼ばれるバックアップを取ります。
このリビジョンや、ゴミ箱に入れた不要な記事データなど、こういった不要なデータは貯まっていくと、画面の表示速度が低下します。
そんな不要なデータを掃除してくれるプラグインです。
自動で動くようにスケジューリングすることもできますが、使い始めは、手動で動かした方が良いかも知れません。
設定に関しては、「あごうさブログ」さんが詳しく紹介されていますので、そちらをご覧ください。

作業効率が上がるプラグイン
Web サイトでも、ブログでも、出来る限り、記事を作成に多くの時間をあてたいですよね。
有難いことに、WordPress には、記事を書くための効率を上げる、自動で様々なチェックを行ってくれるプラグインがいくつもあります。
ここで紹介しているプラグインを使えば、記事を作成スピードが上がる事、間違いなし!
AddQuicktag
このプラグインは、テキストエディタで、記事を書いている人にしか意味はありません。
WordPress の新しいエディタ Gutenberg(グーテンベルク)や、ビジュアルエディタを使っている方は、次のプラグインへ!
よく使う HTML タグや、定型文を事前に保存しておき、ボタン一つで追加することができるプラグインです。
このプラグインを使う事で、記事作成する速度は、一気に向上します!
WordPress を使うのであれば、必須のプラグインと言ってもいいでしょう。
また、設定を JSON ファイルとしてエクスポートすることが可能。
なので、一度設定してエクスポートしておけば、新しいサイトでは、インポートするだけ。
複数のサイトを運営していても、いちいち設定する必要はありません。
参考程度に、私が登録しているタグの一部を紹介したいと思います。
- h2・h3・h4 タグ
- blockquote タグ
- p・div タグ
- span タグ(太い赤字・太いオレンジ)
AddQuicktag の設定については、「Naifix」さんが、非常に分かりやすく紹介してくれていますので、そちらをご覧ください。

PS Auto Sitemap
「Google XML Sitemaps」と似ていますが、全く違う代物です。
「Google XML Sitemaps」は、Google にどんな記事があるのかを通知するプラグイン。
「PS Auto Sitemap」は、自分のサイトを見に来てくれたユーザーのために、サイトマップを作ってくれるプラグインです。
サイトマップは、必ずしも必要という訳ではありません。
しかし、作っておけば、ユーザーが迷うことなく目的の記事を探すことができます。
離脱率の低下にもつながります!
また、Google も推奨しています。
記事を追加して、いちいち、サイトマップまで手動で修正するのは、面倒!
そんな悩みを解消してくれる、便利なプラグインです。
設定方法については、「アフィリエイトの時間ですよ」さんが、分かりやすく紹介していますので、そちらをご覧ください。

Broken Link Checker
記事内(投稿・コメントなど)に記載された、URL のリンク切れや、存在しない画像がないかをチェックしてくれます。
もし、見つかった場合は、メールでの通知・ダッシュボードに表示されます。
Google はリンク切れや、存在しない画像がある記事を嫌います。
全自動でチェックしてくれるので、多少、表示速度が悪くなりますすが、入れておきたいプラグインの一つです。
常に有効化しておくのではなく、普段は無効にしておいて、定期的に有効化するという使い方もできます。
設定は、デフォルトのままで問題ありません。
Rinker
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングに掲載されている商品を、簡単にブログや Web サイトを掲載し、アフィリエイト報酬を受けられるプラグイン。
ブログで収益を上げようと思っているなら、必須のプラグインと言ってもいいでしょう。
ただし、事前に、各 ASP などと契約しておく必要があります。
導入方法については、公式サイト下部の「プラグイン紹介」で、数多くの記事が紹介されていますので、そちらを参考にしてください。

問い合わせフォーム作成プラグイン
問い合わせフォームなんて、要らないと思ってませんか?
作っておくと
- サイトを見た人から意見をもらえる
- Google Adsense に受かりやすくなる(と言われています)
- 書籍化の依頼が来ることも・・・
なんて、メリットも。
とりえず、簡単に作れるプラグインがあるので、作っておきましょう。
Contact Form 7
たった、1 行書くだけで、問い合わせフォームを、簡単に作成できる日本製のプラグイン。
このプラグインだけで、問い合わせ時に必要なメールアドレスやテキストボックス。
それ以外にも、数値やラジオボタンなどの追加項目、承諾確認ボックス、自動返信メールまで全部やってくれます。
設定方法は、以下の「WordPressプラグインを使って、問い合わせフォームを作ろう!」を参考にしてください。

リダイレクト設定プラグイン
使いどころは、限られますが、知っておくと、とても便利なプラグイン。
Redirection
その名の通り、リダイレクト設定ができるプラグイン。
以下のような場合に使えます。
- パーマネントの設定を間違ったとき
- サイト移転したが「.htaccess」ファイルを使ってリダイレクトの設定が出来ないとき
- 記事を統合したとき
ステータスコードも、URL 毎に、301 など設定する事ができます。
設定方法は、「TechAcademy マガジン」さんが、画像付きで解説してくれていますので、そちらをご覧ください。

