以下の記事でも、紹介しましたが、WordPress には、数多くの多言語化するためのプラグインがあります。

しかし、わざわざプラグインを入れなくても、多言語化できる方法を Google が提供しているんです!
そのツールを、Google では「ウェブサイト翻訳ツール」と、紹介しています。
ここでは、そのツールを使って、Web サイトを多言語化する方法を 1 から解説します。
ちなみに、タイトルには WordPress と記載していますが、WordPress 以外でも使えます!
「ウェブサイト翻訳ツール」とは?
Google で翻訳というと、以下のような、Google が提供している翻訳ページを思い浮かべる方が多いと思います。
今回紹介するのは、この Google 翻訳の自動翻訳機能を、直接ウェブサイトで利用できるという、とても便利なツールです。
「ウェブサイト翻訳ツール」は、100 以上の言語に対応しています。
設定は、非常に簡単です。
以下の項目を入力すると、HTML と Javascript が生成され、それをサイトに埋め込むだけ。
- ウェブサイトの URL
- 元の言語の選択
- 翻訳する言語の選択(複数選択可)
- 表示する形の選択
たったこれだけで、利用できます!
「ウェブサイト翻訳ツール」を使って、サイトを多言語化する
HTML と Javascript を取得する
まずは、翻訳用の HTML と Javascript を取得する必要があります。
なので、Google ウェブサイト翻訳ツールへアクセスしましょう。

以下のような画面が表示されますので、「今すぐウェブサイトに追加」ボタンを押してください。
次は、ウェブサイト情報を入力します。
赤枠の部分に、利用したいサイトの URL を入力してください。
ウェブサイトの言語は、利用したいサイトが、どの言語で記載されているかという事です。
言語を選択し、「次へ」ボタンを押してください。
次は、プラグインの設定です。
翻訳する言語で、すべての言語を選択すると、セレクトボックスの項目が多すぎて、使いにくいので、ある程度、絞った方が良いと思います。
私が選択したのは、以下の言語です。
- アラビア語
- イタリア語
- スペイン語
- ドイツ語
- フランス語
- ロシア語
- 英語
- 韓国語
- 中国語
- 中国語(繁体字)
- 日本語
単純に中国語と書かれているものは、中国簡体字と呼ばれるもので、中国・シンガポールなどで使用されています。
中国語(繁体字)は、香港・マカオ・台湾などで使用されています。
表示モードと詳細設定は、ご自身のサイトに合わせて、選択してください。
私は、あまり目立たせたくなかったので、横を選択しました。
詳細設定では、データが欲しかったので「Google アナリティクスを使用して翻訳トラフィックを追跡する」にチェックしています。
最後に、「コードを取得」ボタンを押してください。
そうすると、以下のような HTML と Javascript が表示されますので、コピーして自分のサイトに張り付けるだけです。
HTML と Javascript を配置する
貼り付け方法については、WordPress のテーマなど環境に依存されるので、割愛します。
header.php や footer.php に直接記述したり、テーマで準備されているので、あればそこにペーストするなどしてください。
テキストウィジェットにペーストして、好きな場所に配置するのが、一番楽かもしれません。
ちなみに、以下のような感じで、表示されます。
これで完了です。お疲れ様でした。
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