WordPress のサイトを多言語化するプラグイン「Translate WordPress with GTranslate」
ここでは、「Translate WordPress with GTranslate」のインストール方法と設定方法を紹介します。
何故、「Translate WordPress with GTranslate」を選んだのか?
WordPress のサイトを多言語化するプラグインには、以下のような代表的なプラグインがあります。
その中で、私が「Translate WordPress with GTranslate」を選んだのは、以下のような理由があります。
- Google の自動翻訳を利用したプラグインである
- 言語別にページを用意する必要がない
- 各言語のページごとに設定を行う必要がない
- 設定が簡単
- ダウンロード数が 10 万以上ある
- 評価が 5 と非常に高評価(コメント数:600 以上)
- 常に更新がされている
常に更新がされているというのは、非常に重要で、ワードプレスのバージョンを上げたら、使えなくなったみたいなことが無くなります。
「Translate WordPress with GTranslate」のインストール方法
他のプラグインと、全く変わりません。
左メニューの「プラグイン – 新規追加」を選択し、上記画像の赤枠の場所に「Translate WordPress with GTranslate」と入力。
そして、「今すぐインストールボタン」を押すだけです。
最後に、「有効化」ボタンを押してください。
「Translate WordPress with GTranslate」の設定
左メニューの「設定- GTranslate」を選択。
そうすると、以下のような画面が表示されます。
一つずつ項目の内容と、私が行った設定例を紹介します。
- Widget look:
- 言語アイコンの表示形式
- Translate from:
- 基本となる言語の設定
- Sub-directory URL structure:
- 「https://xxx.com/ja/」のように、各言語によってサブディレクトリ形式にすることができます(有料版のみ)
- Sub-domain URL structure:
- 「https://ja.xxx.com/」のように、各言語によってサブドメイン形式にすることができます(有料版のみ)
- Analytics:
- アクセス解析を入れるかどうかを設定(チェックありで解析する)
- Auto switch to browser language:
- 自動で表示言語を変えるかどうかの設定
- Show in menu:
- ヘッダーやフッターのメニューに追加するかの設定
- Show floating language selector:
- 言語セレクトボックスを表示する位置の設定
- Show native language names:
- 選択する言語を、その言語名を表示させるかどうか
- 日本語なら「国旗+日本語」。英語なら「国旗+English」と表示されます
- Flag languages:
- 選択する言語を、その言語名を表示させるかどうか
- Widget look:Nice dropdown with flags
- Translate from:Japanese
- Analytics:チェックする
- Auto switch to browser language:チェックする
- Show in menu:- None –
- Show floating language selector:Top right(no-scroll)
- Show native language names:チェックする
- Flag languages:チェックする
- Arabic:アラビア語
- Chinese(Simplified):中国簡体字(中国・シンガポールなど)
- Chinese(Traditional):中国繁体字(香港・マカオ・台湾など)
- English:英語
- French:フランス語
- German:ドイツ語
- Italian:イタリア語
- Japanese:日本語
- Korean:韓国語
- Russian:ロシア語
- Spanish:スペイン語
「Flag languages」を選ぶ前に、「Show native language names」にチェックすると、その言語に変わってしまうので、注意してください。
最後に、「変更を保存」ボタンを押せば、完了です。
「Translate WordPress with GTranslate」の設置
「外観 – ウィジェット」を選択すると、以下のような項目があるので、好きな場所に設定することもできます。
その場合、「Show floating language selector」を「No」に設定しておかないと、2 か所表示されることになるので、ご注意ください。
GTranslate ウィジェットを設定したのに動かない?
私が、まさに見出しの通り、動きませんでした。
色々と調べて分かった事、それは「jQuery の読み込みタイミング」
一般的に、javascript は、body タグの最下部に設定する事が良いとされています。
しかし、それだと「Translate WordPress with GTranslate」というプラグインは、動かないんです。
原因が jQuery にあるのか調べる方法
左メニューの「設定- GTranslate」を選択してください。
すると、画面右上に、プレビューがあります。
まず、そこが動作するか確認してください。
もし、動いたら、ほぼ jQuery の読み込みタイミングが遅いことが原因です。
対応策
動かすためには、以下の二つの方法があります。
- jQuery を header タグ内に設置して、早く読み込ませる
- jQuery で読み込んでから処理を開始させる
早く読み込ませるには、テーマにより違いがありますが、footer.php で読み込んでいる jQuery を header.php に移動させる。
これで対応できると思います。
後者は、プラグイン自体に手を入れないといけないので、おすすめできません。
プラグインの更新があったら、再度、手動で改修するか、更新しないという選択肢しか無いためです。
手動で改修するという勇者の方は、以下の記事を参考にしてみてください。

私は、プラグインが対応してくれるまで、待つことにしました。
それまでの暫定処置として、Google の翻訳機能で我慢します・・・
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
