Google モバイル検索のランキング要素に、ページの読み込み速度が、追加されます。
以下の通り、2018/7/9 に導入されました。
ページの読み込み速度をモバイル📱検索のランキング要素として使用する Speed Update を、全てのユーザーを対象にロールアウトを開始しました!
詳しい情報はブログをご覧下さい 👉 https://t.co/EcWFaaNE0G
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya @ 本日和歌山 (@jumpingknee) 2018年7月9日
なので、WordPress でサイトを運営している方であれば、誰もが、出来る限り早く表示したいと思いますよね。
その一つの手段が、キャッシュ系プラグインの導入。
しかし、このキャッシュ系のプラグイン、効果は絶大なのですが、諸刃の剣です。
テーマや、他のインストールしているプラグインと、相性の良し悪しが非常に激しく、最悪の場合、サイトが表示されなくなる事もあります。
やっぱりJINにはキャッシュ系のプラグインはあまり相性よくなさそうだ💦
使う時はかなり慎重にならないと&不具合あったら真っ先にプラグイン当たるといいかもしれない— やっさん@パラレルワーママ (@yassantassanblg) 2018年9月26日
また、キャッシュプラグインで逆に遅くなる場合もあるそうです。

なので、表示速度が、極端に遅い場合を除いては、導入しない方が良いと思います。
と言いながら、当サイトでは、導入しています。
そんな、私のような欲張りな方のために。
何故、私が「Comet Cache」を選んだのか、そして、「Comet Cache」の設定方法を紹介したいと思います。
もし導入する場合には、必ずバックアップを取った上で行ってください。
そもそも、キャッシュとは?
この記事をご覧になっている方は、おそらくキャッシュについての知識が、ある程度ある方だと思いますが。
一応、簡単に説明すると、データベースなどにアクセスすることなく、高速表示する仕組みです。
より詳しく知りたい方は、「Capital P」さんが、分かりやすく説明されている、以下の記事をご覧ください。

何故、「Comet Cache」を選んだのか?
キャッシュ系のプラグインには、「Comet Cache」以外にも、以下の様な有名なプラグインがあります。
- W3 Total Cache
- WP Super Cache
- WP Fastest Cache
比較サイトなどを調べ、その中で、「Comet Cache」を選んだ理由。
それは、一番シンプルで他のプラグインに影響しなさそうと感じた事。
決定打になったのは、無料で高機能なテーマ「Luxeritas(ルクセリタス)」。
そのサイトの中で、お勧めのプラグインとお勧めしないプラグインで、一番ましなキャッシュプラグインと紹介されていたからです。
実際、当サイトでは、問題無く動作してますし、表示速度もかなり改善され、PageSpeed Insightsで高得点なので、これでいいかなと。

「Comet Cache」の設定方法
「Comet Cache」のインストール
他のプラグインと同じように「Comet Cache」を検索し、インストールして、有効化するだけです。
インストールすると、WordPress 管理画面の左メニューに「Comet Cache」が表示されるので、選択してください。
では、細かな設定をしていきます。
「Comet Cache」の詳細設定
Enable/Disable
「Comet Cache」を有効化するかどうかの設定です。
[Yes] を選択してください。
Plugin Deletion Safeguards
「Comet Cache」をアンインストールした際に、完全にアンインストールするどうかを設定します。
完全に削除されても問題ないと思いますが、一応、おすすめの [Safeguards my options and the cache (recommend)] を選択しておきましょう。
Automatic Cache Clearing
記事を修正した場合などに、キャッシュを消すかどうか設定する項目です。
キャッシュを消しておかないと、変更内容が反映されないので、全て [Yes] を選択しておきましょう。
最後にある [XML Sitemap Patterns] は、Google に送信するサイトマップのファイル形式を指定する項目です。
Google に送信するサイトマップを生成するプラグイン [Google XML Sitemaps] を使っている方が多いと思います。
その場合には、「/sitemap**.xml」を指定してください。
Cache Directory
キャシュを保存するディレクトリを指定する項目です。
特別な理由が無い場合は、デフォルトの通り、「cache/comet-cache」を指定しましょう。
Cache Expiration Time
キャッシュの有効期限と、有効期限切れのキャッシュファイルをどれくらいの間隔でチェックするかを設定する項目です。
特に理由が無い場合は、「7 days」「1 時間に 1 回」を指定しましょう。
Client-Side Cache
ユーザー側で、キャッシュを有効にするかどうかを設定する項目です。
会員制など、ユーザーログインが必要なサイトなら [Yes] 、それ以外は [No] を指定しましょう。
最後にある [Exclusion Patterns for Client-Side Caching] は、キャッシュさせる場合の除外パターンを指定できます。
普通に使っているだけなら、何も記述しないでいいです。
Get Requests
Get パラメーター(クエリー文字列)を利用していて、Get パラメーターが付いている場合にも、キャッシュさせるかどうか設定する項目です。
特殊な使い方をしている方以外は、[No] を選択しましょう。
404 Requests
404 ページ、つまり、ページが見つからなかった場合に表示されるページも、キャッシュさせるかの設定です。
大規模なサイトでなければ、[No] を選択しましょう。
Feed Cacheng
RSS や Atom など、Feed 情報をキャッシュさせるかの設定です。
キャッシュさせると、記事追加した場合などに、すぐに反映されなくなります。
特別な理由が無い限りは、[No] を選択しましょう。
URI Exclusions
キャッシュして欲しくない、特別なページがある場合に指定する項目です。
これも、特別な理由が無い限りは、何も設定する必要はありません。
HTTP Referrer Exclusion
キャッシュして欲しくない、HTTP リファラ―がある場合に指定する項目です。
これも、特別な理由が無い限りは、何も設定する必要はありません。
User-Agent Exclusions
キャッシュして欲しくない、ユーザーエージェントがある場合に指定する項目です。
これも、特別な理由が無い限りは、デフォルトの「w3c_validator」だけ指定していれば問題ありません。
Apache Optimizations
ウェブページのサーバーとユーザーのパソコン間で通信しているデータサイズを少なくするため、GZIP で圧縮するかどうか指定できます。
他に圧縮関連のプラグインを利用している場合は [No]、それ以外は [Yes] を選択しましょう。
最後に、[Save All Changes] のボタンを押せば終わりです。
「Comet Cache」設定後の動作確認
設定が終わった後には、ちゃんと表示されているか、画面を確認しましょう。
もし、正しく表示されない場合は、上記「Enable/Disable」項目をすぐに [No] に変更しましょう。
インストールしている他のプラグインとの調整や、サーバーの設定を変更することで、使えるようになるかもしれません。
しかし、「Comet Cache」の導入は諦めて、他のキャッシュ系プラグインを試すか、キャッシュプラグイン自体の導入を諦めることをおすすめします。
もちろん、表示速度が速い方が、離脱率も良くなりますし、早い事に越したことはないのですが、以下の通り、
大騒ぎすることはありません。
本当にものすごく遅いページだけが影響を受けます。
引用:Googleがスピードアップデート(Speed Update)を導入、2018年7月からページ表示速度をランキング要因に – 海外SEO情報ブログ
とのことなので、それほど注力する必要は無いと思います。
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