キャッシュ系WordPressプラグインで、表示速度を向上!

comet

Google モバイル検索のランキング要素に、ページの読み込み速度が、追加されます

以下の通り、2018/7/9 に導入されました。

なので、WordPress でサイトを運営している方であれば、誰もが、出来る限り早く表示したいと思いますよね。

その一つの手段が、キャッシュ系プラグインの導入。

しかし、このキャッシュ系のプラグイン、効果は絶大なのですが、諸刃の剣です。

テーマや、他のインストールしているプラグインと、相性の良し悪しが非常に激しく、最悪の場合、サイトが表示されなくなる事もあります。

また、キャッシュプラグインで逆に遅くなる場合もあるそうです。

キャッシュや最適化系のプラグインは、やめた方がいいと結論づけました。
WordPressにて、閲覧者の離脱率を下げるためにスピードを求めた時期が私にもありました。結果は確かにスピードは上がったものの、弊害が多く…

なので、表示速度が、極端に遅い場合を除いては、導入しない方が良いと思います。

と言いながら、当サイトでは、導入しています。

そんな、私のような欲張りな方のために。

何故、私が「Comet Cache」を選んだのか、そして、「Comet Cache」の設定方法を紹介したいと思います。

もし導入する場合には、必ずバックアップを取った上で行ってください。

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そもそも、キャッシュとは?

この記事をご覧になっている方は、おそらくキャッシュについての知識が、ある程度ある方だと思いますが。

一応、簡単に説明すると、データベースなどにアクセスすることなく、高速表示する仕組みです。

より詳しく知りたい方は、「Capital P」さんが、分かりやすく説明されている、以下の記事をご覧ください。

WordPressキャッシュプラグインを選ぶために知っておくべきこと - オピニオン - Capital P - WordPressメディア
WordPressはPHPアプリケーションであるため、キャッシュプラグインがよく利用される。多くのキャッシュプラグインは「高速化」という言葉と一緒に紹介されることが多いため、それならば試してみようと思うことが多いが、実は

何故、「Comet Cache」を選んだのか?

キャッシュ系のプラグインには、「Comet Cache」以外にも、以下の様な有名なプラグインがあります。

キャッシュ系のプラグイン

  • W3 Total Cache
  • WP Super Cache
  • WP Fastest Cache

比較サイトなどを調べ、その中で、「Comet Cache」を選んだ理由。

それは、一番シンプルで他のプラグインに影響しなさそうと感じた事。

決定打になったのは、無料で高機能なテーマ「Luxeritas(ルクセリタス)」。

そのサイトの中で、お勧めのプラグインとお勧めしないプラグインで、一番ましなキャッシュプラグインと紹介されていたからです。

実際、当サイトでは、問題無く動作してますし、表示速度もかなり改善され、PageSpeed Insightsで高得点なので、これでいいかなと。

お勧めのプラグインとお勧めしないプラグイン | Luxeritas Theme
Luxeritas と一緒に使うと良いプラグイン ・EWWW Image Optimizer 必須に近い。 画像をアップロードした時に、Web閲覧に最適な状態に減色圧縮してくれる。...

「Comet Cache」の設定方法

「Comet Cache」のインストール

他のプラグインと同じように「Comet Cache」を検索し、インストールして、有効化するだけです。

インストールすると、WordPress 管理画面の左メニューに「Comet Cache」が表示されるので、選択してください。

では、細かな設定をしていきます。

「Comet Cache」の詳細設定

Enable/Disable

wordpress plugins - comet cache - enable

「Comet Cache」を有効化するかどうかの設定です。

[Yes] を選択してください。

Plugin Deletion Safeguards

wordpress plugins - comet cache - plugin deletion safeguard

「Comet Cache」をアンインストールした際に、完全にアンインストールするどうかを設定します。

完全に削除されても問題ないと思いますが、一応、おすすめの [Safeguards my options and the cache (recommend)] を選択しておきましょう。

Automatic Cache Clearing

wordpress plugins - comet cache - automatic cache clearing

記事を修正した場合などに、キャッシュを消すかどうか設定する項目です。

キャッシュを消しておかないと、変更内容が反映されないので、全て [Yes] を選択しておきましょう。

最後にある [XML Sitemap Patterns] は、Google に送信するサイトマップのファイル形式を指定する項目です。

Google に送信するサイトマップを生成するプラグイン [Google XML Sitemaps] を使っている方が多いと思います。

その場合には、「/sitemap**.xml」を指定してください。

Cache Directory

wordpress plugins - comet cache - cache directory

キャシュを保存するディレクトリを指定する項目です。

特別な理由が無い場合は、デフォルトの通り、「cache/comet-cache」を指定しましょう。

Cache Expiration Time

wordpress plugins - comet cache - expiration time

キャッシュの有効期限と、有効期限切れのキャッシュファイルをどれくらいの間隔でチェックするかを設定する項目です。

特に理由が無い場合は、「7 days」「1 時間に 1 回」を指定しましょう。

Client-Side Cache

wordpress plugins - comet cache - client side cache

ユーザー側で、キャッシュを有効にするかどうかを設定する項目です。

会員制など、ユーザーログインが必要なサイトなら [Yes] 、それ以外は [No] を指定しましょう。

最後にある [Exclusion Patterns for Client-Side Caching] は、キャッシュさせる場合の除外パターンを指定できます。

普通に使っているだけなら、何も記述しないでいいです。

Get Requests

wordpress plugins - comet cache - get requests

Get パラメーター(クエリー文字列)を利用していて、Get パラメーターが付いている場合にも、キャッシュさせるかどうか設定する項目です。

特殊な使い方をしている方以外は、[No] を選択しましょう。

404 Requests

wordpress plugins - comet cache - 404 requests

404 ページ、つまり、ページが見つからなかった場合に表示されるページも、キャッシュさせるかの設定です。

大規模なサイトでなければ、[No] を選択しましょう。

Feed Cacheng

wordpress plugins - comet cache - feed caching

RSS や Atom など、Feed 情報をキャッシュさせるかの設定です。

キャッシュさせると、記事追加した場合などに、すぐに反映されなくなります。

特別な理由が無い限りは、[No] を選択しましょう。

URI Exclusions

wordpress plugins - comet cache - uri exclusions

キャッシュして欲しくない、特別なページがある場合に指定する項目です。

これも、特別な理由が無い限りは、何も設定する必要はありません。

HTTP Referrer Exclusion

wordpress plugins - comet cache - http referrer exclusions

キャッシュして欲しくない、HTTP リファラ―がある場合に指定する項目です。

これも、特別な理由が無い限りは、何も設定する必要はありません。

User-Agent Exclusions

wordpress plugins - comet cache - user agent exclusions

キャッシュして欲しくない、ユーザーエージェントがある場合に指定する項目です。

これも、特別な理由が無い限りは、デフォルトの「w3c_validator」だけ指定していれば問題ありません。

Apache Optimizations

wordpress plugins - comet cache - apache optimizations

ウェブページのサーバーとユーザーのパソコン間で通信しているデータサイズを少なくするため、GZIP で圧縮するかどうか指定できます。

他に圧縮関連のプラグインを利用している場合は [No]、それ以外は [Yes] を選択しましょう。

最後に、[Save All Changes] のボタンを押せば終わりです。

「Comet Cache」設定後の動作確認

設定が終わった後には、ちゃんと表示されているか、画面を確認しましょう。

もし、正しく表示されない場合は、上記「Enable/Disable」項目をすぐに [No] に変更しましょう。

インストールしている他のプラグインとの調整や、サーバーの設定を変更することで、使えるようになるかもしれません。

しかし、「Comet Cache」の導入は諦めて、他のキャッシュ系プラグインを試すか、キャッシュプラグイン自体の導入を諦めることをおすすめします。

もちろん、表示速度が速い方が、離脱率も良くなりますし、早い事に越したことはないのですが、以下の通り、

大騒ぎすることはありません。

本当にものすごく遅いページだけが影響を受けます。

引用:Googleがスピードアップデート(Speed Update)を導入、2018年7月からページ表示速度をランキング要因に – 海外SEO情報ブログ

とのことなので、それほど注力する必要は無いと思います。

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